こんにちは。
板橋ステーション歯科の大竹です。
今回は、子どもの虫歯についてお話させてください。
皆さんは子どもの頃、歯医者さんに行くのが「憂鬱」だったり、歯医者さんで「怖い」と思ったことはありませんか?
子どもの頃に感じた恐怖心や嫌な気持ちは時間が経って大人になってもトラウマとして残ってしまう事があります。
つい、子どもの頃に味わった辛い経験から歯医者さんを敬遠してしまい、痛みを放置して虫歯が大きくなってしまって大変な思いをしたという方もいるのではないでしょうか。
お子さんにとって、虫歯治療は大人以上に辛い経験になってしまうことが多いです。
また、子どもの頃に虫歯になると、大人になってからも虫歯のリスクが高まると言われています。
子どもの虫歯の特徴
子どもの歯(乳歯)は大人の歯(永久歯)に比べてとても柔らかくて、
そのため乳歯は虫歯になりやすく、また虫歯の進行スピードも速いと言われています。
それだけではなく、乳歯はとても小さく、歯の中を走る神経との距離が短いため、虫歯が神経まで達しやすいです。
つまり、乳歯は虫歯になると永久歯に比べて短い時間で虫歯が広がって神経まで達してしまうので痛みが出やすいのです。
しっかり噛んで唾液を分泌させる
実は唾液は虫歯リスクを減らしてくれる効果があります。
おせんべいやガムをモグモグとよく噛むことで唾液がたくさん分泌されます。
この唾液がお口の中の汚れをきれいに洗い流してくれると言われています。
普段からしっかり噛む習慣を身につけて、虫歯になりにくいお口の中の環境作りを心掛けてあげてください。
虫歯になりにくい賢いおやつの取り方!!!
お子さんが大好きなおやつですが、おやつの取り方を少し工夫するだけで格段に虫歯になりにくくなります。
まず、テレビやゲームをしながらダラダラと長い時間をかけておやつを食べる事を控えましょう。
おやつが長時間お口の中に入っている事で虫歯のリスクは上がってしまいます。
おやつを食べたら必ず歯磨きをして、お口の中に虫歯菌が発生しないようにしてあげましょう。
また、おやつの選び方にもコツがあります。
キシリトールなどの代用甘味料を使用したガムやタブレット、歯科推奨のチョコレートをお勧めします。
代用甘味料を使ったお菓子は糖を含まないため、虫歯になりにくいです。
最近は歯に優しいお菓子がたくさん流通していますので、そういったお菓子を選んであげると虫歯のリスクは格段に減らす事ができます。
ただ、キシリトールは取りすぎるとお腹が緩くなる場合がありますので必ずお菓子に書いてある用量をチェックしていただき適量を守るようにしましょう。
以上が子供の虫歯の特徴です。
いかがでしたか?皆様の日々の子育てに役立ていただけますと幸いです。
次回は引き続き子供の虫歯予防についてお話しさせていただきますね。
当院では、お子さんの虫歯治療に加え、虫歯のチェック、予防、クリーニング、ブラッシング指導など、随時受け付けておりますのでお電話かメールでお問い合わせください。
また、その他ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡くださいませ。