こんにちは、歯科助手の茂木です。
暑い日が続いたかと思えば突然の雷雨、最近は寒暖差もあり体調管理が難しいですね。
緊急事態宣言の延長や各地の大雨の被害など、不安な日々を過ごす方も多いと思います。
不安を感じながらも、お口の不調などでご来院される皆さんが少しでも安心してご来院できるように、当院では万全に感染予防対策を行っております。
過去のブログにも書いてありますので、目を通してみてください。
以前金属アレルギーについてお話をさせていただきましたが、今回は歯の詰め物の種類についてお話させていただきます。
基本的に詰め物は、小さな虫歯を削り、穴が開いた場所を補うためのものがインレーです。
インレーに比べて歯を被覆する面積が多い詰め物はオンレーといいます。
虫歯治療を行う際は虫歯の進行度合いによって、しっかりとご説明しながら治療を進めていきます。
歯の詰め物の種類
*保険が適用される詰め物*
・コンポジットレジン
プラスチック素材の直接充填するタイプの詰め物です。
金属を使用しないためアレルギーの心配がございません。
しかし、強度としては弱いので割れやすいです。
また、吸収性が高いので長年使用すると徐々に変色をしていくというデメリットがあります。
・メタル
銀色の詰め物です。
金属のため強度的には強く、長年使用してもすり減りは少ないです。
しかし、見た目が悪く硬すぎるために噛み合う歯を痛める可能性があり、長年使用すると金属成分が溶けだし歯茎が黒くなる可能性があります。また温度変化に弱いため熱いものや冷たいものを飲食すると伸縮し、自分の歯と銀歯に隙間ができ、そこから虫歯菌が侵入し再び虫歯になる危険性があり、金属アレルギーなどが発症する可能性があるなどデメリットがあります。
しかし保険適用なので、コンポジットレジンもメタルインレーも保険適用の為コストを抑えることができます。
*自費診療の詰め物*
・セラミック
金属を使わない詰め物です。
素材は陶器(セラミック)のため、見た目が白く透明感があるので仕上がりがとても綺麗です。
また、変色もしにくいので長く使っていただけます。
つるつるピカピカで歯垢をはじくため、2次虫歯に非常になりにくいです。
現代の歯科治療では最も良い素材の1つです。
デメリットとしては、費用が少々高いのと、陶器と同じ素材なので金属と比べると強度が少し弱いです。
・ハイブリット
セラミック素材とプラスチック素材を混ぜ合わせた素材です。
これも金属を使用していないので、見た目が白く透明感があり仕上がりがとても綺麗です。
コンポジットレジンを使用しているため、強度はセラミックインレーより弱く、コンポジットレジンより強いです。
デメリットとしては、経年的な変化があるため若干ですが表面が粗造になり、吸水による色の変化がセラミックと比べるとあります。またプラスチックが含まれているため摩耗する可能性があります。
・ゴールド
ゴールドインレーは金を中心とした合金でできたインレーです。
金属ならではの強度と柔らかさがあり、詰める部位への適合が良い素材なので2次的な虫歯になりにくく、咬み合う歯を傷つけにくいことやインレーの下の歯の虫歯リスクが少ないので、奥歯の虫歯治療後の詰め物などに使われることが多いです。
金属アレルギーの方はリスクがあるため利用できない場合があります。
費用等もホームページに記載していますが、治療の際にご説明も致しますので、ご安心ください。
ご自身のお口の中で長く付き合っていくものなので、治療の際はお気軽にご相談くださいね。